はじめに
こんにちは!山川洋明です。
ワンピースカードゲームの最新弾「神速の拳」が発売され、環境は日々変化を遂げています。そして今週末には、11弾環境で初の大型大会「バンダイカードフェス」が開催されます。
現在、全国各地で青紫ルフィの優勝報告が相次いでいますが、その裏で密かに勢力を伸ばしているリーダーがいます。それが「赤黄ベロ・ベティ」です。

先日ワンハッピーで開催されたそだ杯でもベロ・ベティが優勝。また、各地のフラッグシップバトルやスタンダードバトルでも上位入賞を果たす姿が増えてきました。
今回は、そんな赤黄ベロ・ベティについて詳しく研究していきましょう!
ベロ・ベティの基本戦略
ベロ・ベティの強みは、キャラを並べてリーダー効果を発動し、パワー8000のキャラたちで猛攻を仕掛けることです。
- 二種類のエンポリオ・イワンコフやコアラによる二面展開が可能
- カラスの効果で相手リーダーのパワーを下げ、相手の防御プランを崩壊させる
- イナズマの速攻で突然のリーサルが可能

盤面を無視して一気に相手リーダーを攻め切る戦法がベロ・ベティの勝ち筋です。
プレイングガイド
先手の場合
先手でのキープ基準は5コストのイワンコフです。理想的な展開は以下の通りです。
- 先手1ターン目:ベロ・ベティまたは3コストのキャラを場に出す。
- 先手2ターン目:5コストのイワンコフを出し、二面展開を狙う。
- 先手3ターン目:リーダー効果を発動し、パワー8000のキャラたちで総攻撃。
この動きができれば、序盤から相手のライフを一気に削り、試合を優位に進めることができます。

後手の場合
後手では4コストのエンポリオ・イワンコフ「UC」とコアラがキープ基準になります。
- 後手1ターン目:ベロ・ベティかコアラを場に出す。
- 後手2ターン目:4コストのイワンコフを出し、リーダー効果を発動。
- 後手3ターン目:5コストのイワンコフかコアラを出し、多面展開を狙う。
後手でも、序盤に多面展開できるかどうかが試合の勝敗を大きく左右します。

なぜベロ・ベティが勝てるようになったのか
ベロ・ベティが環境で活躍できるようになった理由は、除去カードを主軸としたデッキが減少したことです。
- ルッチやエネル、青ドフラミンゴなどの除去デッキが環境から減った
- 特に青ドフラミンゴは厳しい相性。
- トラファルガー・ローの効果でキャラを戻される。
- 相手は手札が潤沢で、盤面の取り合いも不利。
- まともに殴り合っても勝てない。
新環境では青紫ルフィや緑紫ルフィの台頭により、これらの天敵が数を減らすことに。
結果として、ベロベティにとっての「天敵のいない世界」が到来し、一気に環境に台頭しました。
ベロ・ベティの弱点
ベロ・ベティには明確な弱点があります。
除去が刺さる
ベロ・ベティのキャラは、リーダー効果と合わせることでパワー8000相当の攻撃が可能です。
しかし、基本パワーは5000が多く、相手のアタックでもKOされやすいのです。
- 「攻撃時に強く、防御時に弱い」
- キャラを並べて攻めるが、除去を連打されると壊滅する
- リーダー自身の防御力は高くない
- キャラを縦置きにして一気に攻めるが、その間に本体が攻撃されると脆い
こういった特徴は、かつての日本海軍が世界に誇った戦闘機ゼロ戦(零式艦上戦闘機)のようです。攻めることに特化し、防御面では脆弱なデッキと言えます。
余談ですが、第二次世界大戦時、ゼロ戦は驚異的な機動性と攻撃力を誇っていました。
軽量化を徹底した設計により、旋回性能や航続距離で他国の戦闘機を凌駕し、一撃離脱戦法を得意としました。しかし、その代償として防御力がほぼ皆無で、被弾すれば致命傷となるほど脆弱でした。
守勢にまわった瞬間敗北が見えるのはベロ・ベティもゼロ戦も全く同じなのです。ひたすら攻め続けるデッキと言えます。
対ベロ・ベティのプレイング注意点
ベロ・ベティ相手はプレイングを知らないと一瞬で倒されてしまいます。
- 最初の5000パンチを守る
- 全力で生存を優先する
- 相手の攻めが一段落するまで耐える
- カウンターを構えながら、後半に逆転を狙う
最初の一発を守る。ここがターニングポイントです。
5000パンチを受けて手札を増やそうなんて考えると痛い目に合います。ベロ・ベティ戦ではワンピカードのセオリーを忘れてください。とにかく生き延びることに全力を注ぎます。
先ほど例に挙げた日本最強の戦闘機ゼロ戦を前に、アメリカ軍が編み出した攻略法をお伝えしましょう。
我々も歴史から学べます。
「とにかく全力で逃げろ」
「命大事に」
生き延びてさえいれば、ベロ・ベティは勝手にガス欠します。いずれ手札も盤面も枯渇します。
ベロ・ベティは短い命と引き換えに莫大な攻撃力を生み出しています。
何も相手のゲームレンジに付き合う必要はありません。最初のパンチを守り、生存ターンを少しでも長くすることで、相手が先に力尽きるのを待てるようにしましょう。
ベロ・ベティは短期決戦型なので、耐えれば相手が自滅します。ベロ・ベティの猛攻をしのぎ、手札と盤面を枯渇させれば勝機が見えてきます。
おわりに
赤黄ベロ・ベティは、11弾環境で台頭したダークホースの一つです。今週末のバンダイフェスでも台風の目となることでしょう。
リーダー効果とキャラ展開を活かした爆発力のある攻撃が魅力ですが、その分、対策を知っていれば攻略の糸口も見えてきます。
今後の環境の変化によっては、さらに立ち位置が良くなる可能性もあります。ぜひ、自分のデッキとの相性を考えながら、対策を練ってみてください!
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