こんにちは!山川洋明です。
神速の拳が発売されて1週間が経ち、環境は青紫ルフィに飲み込まれました。

ターン開始時に8ドン以上あれば、麦わらの一味を追加ドローし、山札の上を自由に並び替えます。
サンジからシャーロット・リンリンでライフを回復したり、シャーロット・カタクリで防御を固めるのがセオリーです。盤面に大型キャラを展開し、相手のキャラを倒していった後はゴムゴムの巨人で相手の攻撃をシャットアウトします。
一度リーダー効果を発動すれば、以降はほぼ毎ターン継続します。
対戦相手からすれば、回復続けるライフ、立ち並ぶブロッカー、豊富なカウンターなど、すべての要素が理不尽極まりありません。毎ターン山札の上から5枚を見てやりたいことを決められるので、様々な状況への対応力も抜群です。
さらに、青紫ルフィの序盤を支えるカードにも強力なものがあります。

その筆頭格がしぬほど…おいしいです。後手ならば対戦相手が3ターン目にパワー6000以上のキャラを出した返しにうつことで、4ターン目にはリーダー効果発動が確定します。
青紫ルフィは序盤から中盤さえ安全にやり過ごせれば、終盤はどうにでもなってしまいます。
- 8ドンをためる
- 8ドンがたまるまでライフを守り切る
青紫ルフィがやっているゲームは本質的に上記2点です。他のリーダーたちと異なります。
しぬほど…おいしいと最低限の身を守るカウンターさえあれば、ゲームクリアできるのです。8ドンをためたあとのお楽しみが待っています。
とにかく強力な青紫ルフィを見ていくことにしましょう。
理不尽な取り引き
青紫ルフィの強さの根源は「理不尽な取り引き」にあると考えられます。
例えば、マリガン基準を見ると筆者の意味するところが伝わるでしょう。
先手なら1回だけでもドン加速ができれば、5ターン目からリーダー効果を発動できます。
つまり、デッキに10枚以上入っているドン加速カードのうち1枚でもひければゲームが成立するのです。後手ならばしぬほど…おいしいが1枚でも引けるか、それ以外の加速札2枚でもOKになります。
これに対して、青紫ルフィを倒しに来るデッキたちはそうも言ってられません。
例えば、「ホーディ・ジョーンズを引いて倒そう」、「ジャックを置いておけば大丈夫」といったアプローチも確かにあります。これらの方法は有効ですが、デッキに4枚しか入っていないキーカードを引いてこなければいけないという関門があるのです。
実際マリガンを含めたとしても、特定のキーカードを引いてこれる確率は60%程度にすぎません。
サーチカードを駆使すれば、その確率はさらに上げられますが。しかし、青紫ルフィが1枚ドン加速カードをひけばいいことと比較すると、難易度は段違いです。
マリガン判断の時点から、青紫ルフィとそれ以外のデッキで理不尽な取り引きが発生しています。
しかもこの取り引きはマリガン基準だけにとどまりません。毎ターンのアタックにも理不尽が存在します。
他のパワー5000リーダーたちはアタックするたびにドンを要求されます。ドンを1つリーダーにつけない限り、攻撃することすら許されないのです。リーダーにドンを振り向けると、当然キャラの展開は遅れをとります。
キャラの展開を優先したら、アタックの権利が失われ、相手が結果的に手札を節約することになります。逆にアタックを優先したらキャラの展開が遅れてしまうのです。
そして、手札の価値にも理不尽な取り引きがあります。青紫ルフィは最終的に毎ターン2ドローできます。それに対し、他のデッキは基本的に毎ターン1枚しか引けません。
したがって、青紫ルフィは序盤猛攻に晒されたとしても、ケチらず手札を投げ捨てて身を守って構わないのです。生き延びさえすれば、いずれ毎ターン2ドローモードに入り、失った手札を容易に回収できます。
簡単に言うと、他のデッキが手札1枚1枚を大切にするのに対し、青紫ルフィは手札を湯水のごとく使えるのです。手札の生産量が他のデッキの2倍なので、贅沢の限りを尽くせます。
- マリガン基準の緩さ
- アタックに相手だけドンが必要
- 手札1枚の価値が相手の半分ですむ
これらの点が理不尽な取り引きと言えるのです。
青紫ルフィに挑む者たち
圧倒的な強さを誇る青紫ルフィですが、弱点が全くないわけではありません。先ほどあげた理不尽な取り引きを拒否するデッキたちがいるのです。
- 緑紫ルフィ
- 紫カタクリ
- 赤緑スモーカー
①緑紫ルフィ
エクストラブースター02で登場した緑紫ルフィは青紫ルフィと互角以上に渡り合えます。
リーダー効果でパワー6000になれるため、アタック回数を失わずにすみやすいのが大きいからです。
主力となるサンジ&プリンやモンキー・D・ルフィがパワー7000と強烈です。彼らに1ドンつければ、8000パンチ連打で一気にライフを削れます。

特に6コストのモンキー・D・ルフィが青紫ルフィのゲームプランを拒絶します。自身のライフ1枚と引き換えにアタック回数を増やすからです。
青紫ルフィはパワー6000以上のアタックをされればされるほど瓦解していきます。

さらにゴーイング・メリー号支援により、ルフィやサンジ&プリンのコストが上がります。
シャーロット・リンリンに除去されることもありません。
前環境から緑紫ルフィを使い続けているプレイヤーにとっては、練度やスキルを高めることで乗り越えられるでしょう。
②紫カタクリ
新リーダーシャーロット・カタクリも青紫ルフィ相手を比較的苦にしません。
シャーロット・プリンがいれば、アタック時の効果を代償なしで使いたい放題になります。青紫ルフィが嫌がる6000パンチ連打が可能なのです。
さらに、相手がドン加速するため、2コストのカタクリを変身させるのが容易です。相手よりも先にシャーロット・カタクリで盤面を制圧できるのです。

また、シャーロット・リンリンの速攻も青紫ルフィに強烈なプレッシャーをかけます。彼女の攻撃をしのぐのは容易ではありません。
また、殴り返すにもパワー12000を相手にするのは至難の業です。ゴムゴムの業火拳銃を直撃させるしかないでしょう。
紫カタクリは素直に展開していくだけでも強いので、これまでに赤シャンクスを触ったことがあるプレイヤーにとってはすぐ手になじむことでしょう。
③赤緑スモーカー
日本一決定戦で大成果をあげた赤緑スモーカーは今の環境でも健在です。緑ルフィに有利なだけでなく、青紫ルフィ相手にも必殺技があります。
それはホーディ・ジョーンズです。

カタクリとゴムゴムの巨人を構えて「防御は万全!」と思い込んでいる対戦相手にハードな奇襲をお見舞いします。
しかも赤緑スモーカーのリーダー効果で2ドンがアクティブにされるので、パワー10000のアタックが直撃するのです。
青紫ルフィ側は序盤からライフに余裕を持たせた進行をしない限り、ホーディに介錯されることになります。相手がやりたいロングゲームに付き合わないというアプローチです。
まとめ
圧倒的なデッキパワーを誇る青紫ルフィが早速君臨しました。
マリガン基準に緩さ、リーダーのパワー、手札の価値の低さなど理不尽な取り引きを相手に押し付けることで、勝利をむしり取り続けているのです。
その青紫ルフィに対して、緑紫ルフィや紫カタクリなどは6000パンチ連打やアタック回数捻出で押し込みます。赤緑スモーカーは必殺技ホーディ・ジョーンズで牙城を崩しに行きます。
新環境は始まったばかりです。
これからも一緒に戦って楽しみましょう!
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