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チャンピオンシップ2024 日本一決定戦 振り返り

チャンピオンシップ2024 日本一決定戦 振り返り

チャンピオンシップ2024 日本一決定戦

まつの選手の赤緑スモーカーが全勝で優勝を果たしました!

エクストラブースター02の発売により、「緑紫ルフィ」や「黄エネル」が注目を集めていました。しかし、栄冠を手にしたのは最多勢力の緑紫ルフィでもなく、前環境の王者青ドフラミンゴでもありませんでした。

今回は、日本一決定戦に挑んだ猛者たちのデッキ選択を振り返りながら、環境への理解を深めていきましょう!

目次

デッキ分布

日本一決定戦全体のデッキ分布は下記のようになりました。

注:上記画像は公式配信より引用しております。

時代を席巻する「緑紫ルフィ」

出場者63名のうち、「緑紫ルフィ」を使用したプレイヤーは19名と最大勢力に。エクストラブースター02で登場したばかりながら、約30%と高い使用率を誇ります。

このデッキは、サンジ&プリンから「ゾロ十郎」を展開してアドバンテージを確保し、ルフィの速攻で攻め切るのが特徴。終盤は「ニコ・ロビン」や「サンジ」といった優秀なブロッカーと、「ゴムゴムの巨人」による防御で粘り強く戦います。

また、ミラーマッチを意識した「エレクトリカル・ルナ」や「8キッド」の採用も見られるようになりました。


環境を支配してきた「青ドフラミンゴ」

使用者数2位は、前環境の覇者「青ドフラミンゴ」で15名(約25%)。

エクストラブースター02では目立った強化を受けなかったものの、安定した展開力とアドバンテージが武器です。ジンベエエドワード・ウィーブルなどの展開力は健在で、多くの挑戦者が「青ドフラミンゴを倒す」ことを目標にしていました。

今環境では緑紫ルフィに押される場面もありましたが、キャラの縦置きや攻撃のタイミング調整によって、強敵を乗り越える術が見えてきました。


使用率3位:「ティーチ」と「ルッチ」

使用者数3位はティーチとルッチが7名ずつ(約11%)で並びました。

  • ティーチ:展開の早い緑紫ルフィや青ドフラミンゴに苦戦することもありますが、登場時効果を封じることで、多くのリーダーに有利を取れる点が魅力。
  • ルッチ氷河時代嵐脚からのロブ・ルッチによる二面除去が強力で、うまく回れば緑紫ルフィや青ドフラミンゴを圧倒することも可能です。

「環境トップ以外を確実に仕留めるティーチ」と、「環境トップを倒しに行くルッチ」。それぞれのプレイヤーの戦略が垣間見えます。


その他のデッキ

5位:「赤シャンクス」(3名)
シャンクスから繰り出されるシルバーズ・レイリーは非常に強力で、緑紫ルフィの盤面を一掃可能です。一方、青ドフラミンゴ、ルッチ、ティーチなどにはやや不利な展開になりがちな一面もあります。

使用者2名のデッキ

  • ウソップレベッカからの強力な面展開で青ドフラミンゴに有利。除去耐性があるため、ルッチにも強く出られますが、緑紫ルフィやシャンクス戦は苦しいところがあります。
  • 紫ルフィ:先手の爆発力が魅力。後手では工夫が求められますが、ゴムゴムの巨人による耐久性能は環境トップクラスです。
  • 黒黄ルフィ:リーダーパワー9000という特性を活かし、緑紫ルフィ、青ドフラミンゴ、黒ルッチに優位に立つという目論見です。エクストラブースター02でココロのちずあーーっす!を獲得し、キーカードゲッコー・モリアへのアクセスも向上しました。
  • ベガパンク:情報がほとんど出回っていないため、まさに秘密兵器と言っていいでしょう。

使用者1名のデッキ

  • 赤緑スモーカー(優勝)
  • 赤紫ルフィ
  • 緑ボニー
  • 黄エネル

エクストラブースター02で強化された黄エネルも期待されていましたが、緑紫ルフィやティーチに相性が悪く、使用者数は伸び悩みました。

決勝ラウンドのデッキ分布

決勝ラウンドに駒を進めたのは、緑紫ルフィ9、青ドフラミンゴ4、黒ティーチ2、赤緑スモーカー1となりました。

画像は公式配信より引用


圧倒的勝ち組「緑紫ルフィ」

使用者19人中、約半数の9名が決勝ラウンドに進出。筆者が集計した範囲では、緑紫ルフィの勝率は約75%(ミラーマッチを除外した予選35戦分)。特に、対青ドフラミンゴ戦では勝率64%と、環境内での優位性をしっかりと示しました。

今回の日本一決定戦では、会場内のほとんどのデッキを圧倒。緑紫ルフィが苦戦を強いられたのは同じ緑紫ルフィとのミラーマッチ、そして優勝者・赤緑スモーカーのみでした。


議席死守「青ドフラミンゴ」

青ドフラミンゴは4人が決勝ラウンドに進出。全体の使用者が25%だったため、この進出率は及第点といえるでしょう。

ただし、台頭した緑紫ルフィには不利を強いられ、直接対決では苦しい戦いが目立ちました。一方、それ以外のリーダーに対しては安定した戦績を収め、堅実に決勝ラウンドへの切符を手にしました。


粘りの「黒ティーチ」

黒ティーチは、7人の使用者のうち2人が決勝ラウンド進出。進出率は**約28%**で、青ドフラミンゴとほぼ同等の結果となりました。

しかし、ティーチが決勝まで生き残る道のりは非常に険しいものでした。

  • 青ドフラミンゴ、謎のベガパンク、多面展開の青黒ウソップ、鉄壁の緑ボニーといった強敵を次々と撃破。
  • しかし、環境トップの緑紫ルフィには圧倒され優勝者・赤緑スモーカーにも敗北。

序盤では、ティーチの能力が輝き、高い勝率を記録しました。しかし、大会が進むにつれて緑紫ルフィの勢力が増し、苦戦を強いられる展開が増えていきました。それでも、前環境からメタゲームの中心に居続ける四皇の意地を十分に示したと言えるでしょう。


環境のソリューション「赤緑スモーカー」

猛者たちが跋扈する海を、無傷の全勝で駆け抜けたのが赤緑スモーカーでした。

このデッキは、

  • ユースタス・キッド+ブロッカー+イベントで盤石の守りを構築
  • 青ドフラミンゴや緑紫ルフィが8000以上のパワーで殴り続けるのが困難
OP01-051/ユースタス・キッド

キッドが環境に適していたと言えるでしょう。一方で、スモーカー自身は相手のキッドに苦戦することなく、お玉モネでパワーダウンを仕掛け、ゴムゴムのモグラ銃ベン・ベックマンで簡単に処理できるのが強みでした。

さらに、ゴムゴムのモグラ銃は環境に蔓延るサンジ&プリンも撃破可能です。
コスト4ドンは一見重たく見えますが、赤緑スモーカーのリーダー効果やキャラのスモーカーで生み出されるドンのおかげで、無理なく支払えるのも大きなポイントでした。

ST21-017/ゴムゴムのモグラ銃

今後の環境の変化

今回の大会では、緑紫ルフィが環境を圧倒しつつも、それを打ち破る赤緑スモーカーの台頭が印象的でした。

この結果を受け、

  • 緑紫ルフィ対策として赤緑スモーカーが研究される可能性が高い
  • 逆に赤緑スモーカーをメタる新デッキの登場も予想される

上記の二点が予想されます。

エクストラブースターが発売されて2週間。今月末には公式3on3も控えています。

大会ごとに環境は変わるものです。果たしてこれからは、どんなリーダーが台頭するのか?今後の動向に注目です!

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8パックバトル5連覇!ワンピカデッキ構築劇場

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