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【10弾環境】メタ外からの奇襲【緑キャロット】

【10弾環境】メタ外からの奇襲【緑キャロット】

こんにちは。山川洋明です。

10弾も発売され、皆さん新環境を楽しんでいると思います!今日は筆者が新弾で遊んでいるキャロットを紹介します!

目次

今頃キャロット?

なんで今頃キャロットなんだ?

たしぎで除去耐性はもらったとは言え、ミンク族の補強もなし。とは言え、筆者は新弾から環境入りするであろうカードたちが軒並み5コストであることに注目しました。

具体的に言うと、スモーカークザンです。彼らをレストにして、キャロットイヌアラシで縛りあげる。これで中盤戦は優位に立てます。

OP10-030/スモーカー
OP10-082/クザン

現代ワンピカードでは除去やバウンスと、それらへの耐性のいたちごっごが繰り広げられています。KOが強すぎるとゲームバランスを損なう。じゃあKO耐性を持たせよう。そして、KO耐性が強すぎるならバウンスだ。でもバウンスも強すぎのも問題だから、たしぎやクザンで場を離れるのにも耐性を持たせよう。

こういった流れで幾多の除去や除去耐性たちが世に送り出されてきました。

除去デッキもバウンスデッキも相手の耐性持ち次第では裏目がある。何ならクザンはみんな使うだろうから、相手のキャラを討ち取るのは大変かもしれない。

そんな中、聖域として残っていたのが「レストにして縛り上げる」。ミンク族たちでした。相手のキャラが殴ってこれなければ、それはもう除去やバウンスしているのと本質的には同じことです。

キャロットやイヌアラシで中盤の攻撃を防ぎ、ドフラミンゴで締め上げれば相手の攻撃回数は激減します。

コンセプトが決まれば、あとはデッキを組んで、街に戦いに繰り出しに行くのみです!

おれの侍になれ!キャロット

新弾当初に組んだのはこのレシピです。

小型キャラを並べて、おれの”侍”になれ!!!で手札を補充します。キャラがすぐレストになるので、エネルでドローを加速することも目論みました。

スタンダードバトルは決勝に負けて2勝1敗。まわして気づいたことがあります。

小型キャラを並べてもあんまり強くないのです。終盤には大型キャラを連打するので、小型キャラにドンを付与して殴る余裕なんてありません。また、相手キャラをきっちり縛り上げていかないといけないため、エネルで悠長にドローしてる時間もありませんでした。

この日は1枚しか採用しませんでしたが、イヌアラシがとにかく強いことも体感しました。

あとはブロッカーも欲しい。

こうして魔改造が繰り広げられます。

古の7キッド

幾多の実践と改造経て、スタンダードバトル優勝したのがこちらのレシピです。

いろんなカードが散りばめられていて、ぐっちゃぐっちゃですね。

ロディは環境内にユースタス・キッドドンキホーテ・ロシナンテが増えることを見越しての採用です。ロシナンテをレストにして、ロディでKO。その後に全力パンチでキッドを陥落させます。ロシナンテをレストにして全ドンパンチだけだと、ロシナンテが身代わりにされてしまいます。

コンスロットは先手2ターン目の貴重な動きをもたらします。KOやバウンスを撃ってくるデッキ相手にはたしぎを立てておきたいところですが、そうでなければコンスロットが適任です。相手の4コストキャラを縛り上げてくれます。

ペドロは後手2ターン目や先手4ターン目に出します。キャロットやイヌアラシで相手キャラをレストにして縛り上げたあとにペドロを出せれば、KO時効果を効率よく発動できます。

ミルキーは意外と場に出します。彼女が作ってくれる1ドンはいろんな恵みをもたらします。手数やアタック回数で勝負するデッキなので、序盤やることがなければとりあえず出してみるだけで世界が変わります。

エレクトリカルルナガルチューは登場時効果を封殺するティーチ相手の秘密兵器です。相手キャラを縛り上げて、マーシャル・D・ティーチをレストにしてとどめを刺します。

ユースタス・キッドは筆者が見つけてきた秘密兵器です。先手ならキャロットを出した次のターンに置きたいです。そうすると、相手の攻撃からキャロットを守れる可能性が高まります。その後は攻防に渡って活躍します。昔強かったカードが時を超えて再び使われるのも感慨深いものがあります。

ドンキホーテ・ロシナンテは後手4ターン目に活躍します。キャロットは1ターンに1体ずつキャラを展開するのが基本的な動きになります。シャンクスやルッチなど除去を擁するデッキには厳しい局面が多いです。ロシナンテによる多面展開と除去耐性が非常にありがたいです。

さらなる高みへ~レッツ魔改造!

キャロット研究は続きます。エネルのドローが気になっていたものの、結局ほとんど出番がなかったことで、別れを告げることにしました。

魔改造を経たレシピはこちらになります。

だいぶ戦い方も洗練されてきました。キャロットやイヌアラシで縛る。相手の盤面は殴らず、できる限りリーダーめがけて殴る。終盤になったらエレクトリカルルナやドフラミンゴでまとめて縛り上げる。そこからリーサルめがけて一直線。

戦い方のイメージはこれだけです。縛り上げるのは実質除去だと思えばOKです。もちろん縛り続けられなくなった時には相手からの逆襲タイムで一気に陥落します。また、除去連打されて、こちらにキャラがいなくても敗色濃厚です。

相手のキャラを除去するわけでもないし、殴って討ち取ることもほとんどない。相手が殴れない間に先に殴り倒してしまう。

これがキャロットの神髄です。

プレイングガイド

筆者がスタンダードバトルで当たった相手や、練習してきた主なマッチアップを説明します。

対黒ティーチ

先手でキャロット最速を目指します。ジーザス・バージェスを縛り続ければ、相手のアタック回数が足りなくなります。1枚挿しのガルチューを引き込めると終盤の攻防戦で相手の狙いを崩せます。

☆対青ドフラミンゴ

キャロットやイヌアラシ、エレクトリカルルナで片っ端から縛り上げていく戦い方になります。重力刀 猛虎には要注意。キャロットを2体持っていかれると負けます。自分の盤面が全滅しないように、キッドやロシナンテ、たしぎなどを余裕のある時に出せると楽になります。

☆対赤シャンクス

ベン・ベックマンが死とてつもなくつらいです。また、きれいに展開していくとドンが余らないため、リーダーへの攻撃ができず苦しくなります。

キーカードはミルキーになります。彼女でドンをひねり出して、リーダーへの攻撃回数を稼いでいきましょう。

☆対赤緑スモーカー

相手の主力が5コストに集中しているので、キャロットやイヌアラシで縛りさえすれば優位に試合を進められます。8キッドは横のブロッカーをレストにして思い切り叩きましょう。

☆対青黒ウソップ

レベッカからキュロスロロノア・ゾロを叩きつけられると盤面が崩壊します。しかも、リーダー効果でキュロスは8コストになるため、キャロットで縛り上げることもかないません。

たしぎでバリアを張っておきたいところですが、ロロノア・ゾロの格好の的になります。

相手の動きがプロモーション動画レベルだったらまず負けます。一方、ウソップ側もちょっと動きがぎこちないと、キャロットに封殺されます。

おわりに

ここまでキャロットを解説してきました!

ワンピカードでは、新弾が発売されると、今まで日の目を見なかったリーダーも急に強くなることが往々にしてあります。今回のキャロットもその一人です。環境内にキャロットの餌食が増えたのです。

レストにして、起きないように縛り上げて、その間に一気に殴り切る。相手の態勢が整う前に倒しきるのは爽快感もあります。

ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです!

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この記事を書いた人

8パックバトル5連覇!ワンピカデッキ構築劇場

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