- 青クザンのデッキレシピは?
- 青クザン?何を意識してプレイすれば良い?
- 青クザンの他の環境デッキとの相性は?
こんにちは!山川洋明です。
新弾「師弟の絆」が発売され、エリア予選も3回終わりました。ここまで決勝ラウンドに送り込むことはできないものの、十分なポテンシャルを誇るのが青クザンです。
青クザンデッキはワンピースカードゲーム第12弾「師弟の絆」で登場した、クザン[OP12-001]をリーダーとしたデッキ。

効果が発表された段階から話題となり、12弾環境の強力なデッキの1つといえます。
そこで本記事では、青クザンのデッキレシピから回し方、環境デッキとの相性と対策方法まで徹底解説します!
- 青クザンのデッキレシピ
- 青クザンの回し方
- 青クザンの現在の環境デッキとの相性
- 青クザンデッキのQ&A
本記事を読めば、青クザンデッキの使い方や立ち回りがわかることでしょう。
青クザンのデッキレシピと解説
まずは、青クザンデッキのレシピと、その特徴について深く掘り下げていきます。

青クザンのデッキレシピ
リーダー | |||||||||||
クザン | |||||||||||
コスト | キャラクター | 枚数 | コスト | キャラクター | 枚数 | ||||||
1 | 《OP05-060》たしぎ | 4 | 7 | 《OP12-044》サカズキ | 4 | ||||||
3 | 《OP12-047》センゴク | 4 | 8 | 《OP06-043》アラマキ | 2 | ||||||
4 | 《OP12-053》ボルサリーノ | 4 | 1 | 《OP12-057》アイス塊暴雉嘴 | 4 | ||||||
5 | 《OP06-051》つる | 4 | 3 | 《OP11-061》ゴムゴムのJET大蛇砲 | 4 | ||||||
5 | 《OP12-046》ゼファー | 4 | 6 | 《OP04-056》ゴムゴムの業火拳銃 | 4 | ||||||
6 | 《OP12-043》クザン | 4 | 7 | 《OP06-058》重力刀猛虎 | 4 |
リーダーの解説

リーダー青クザンの能力は、デッキの再現性を高める点で強力です。
手札のカードを海軍の効果で捨てたらその枚数が補填されます。
相手や状況に応じて不要なカードを捨てて、必要なカードに変えてこれます。

リーダー効果が発動するのは海軍限定なので気を付けてください!!
青い海軍のカードたちは、登場時に手札を捨てることを要求するものがたくさんあります。
額面通り手札を捨てていては、あっという間に手札が枯渇します。たとえば、キャラのクザンが手札消費なしで相手のアタックを止めれれば非常に強力です!


しかもこのクザンは6コストでありながら、手札が5枚以上あれば7コストのキャラとして扱われます。シャーロット・リンリンなど環境内の除去を避けてくれるのがありがたい存在です!
他にも手札を捨てる強力なカードがあります。ガープです。このカードが青クザンの終盤を力強く支えていると言っても過言ではありません。


パワー8000のキャラが一気に2体並べば、環境内の多くのデッキを蹂躙できるでしょう。強力なキャラたちが立ち並び、一気に高パワーの攻撃を繰り返して相手を蹴散らしましょう!



手札をどんどん入れ替えて戦うので、使っていて非常に快適なリーダーと言えるでしょう。
青クザンデッキの特徴
青クザンデッキは、ミッドレンジデッキとして中盤から重たいパンチで相手を殴っていきます。
たしぎやセンゴクなどのサーチカードで手札を増やしながら、相手に突き刺さるカードを揃えていきます。


中盤からパワー8000のキャラを連打し、盤面を掌握していきます。特に後手では強力で、ボルサリーノ→クザン→ガープと展開していけば、あっという間に高パワーなキャラたちが立ち並び、相手はなす術がなくなります。
とは言え、序盤は決して強いとは言えないデッキなので、相手の猛攻をしのぐ工夫が必要です。
青クザン回し方・戦い方
次に、青クザンデッキを最大限に活かすための具体的な回し方と戦い方について解説します。
マリガン基準
青クザンデッキにおいて、マリガンは難易度が高いです。
ガープからの展開を終盤に狙うデッキではありますが、序盤と中盤をどうしのぐかがカギになります。相手によって必要なカードが変わるので、パターンを覚える必要があります。
相手が序盤からキャラを並べて攻めてくるなら、軽量除去やボルサリーノが優先されます。
逆に、相手の序盤が脅威でなければ、除去やボルサリーノはなくても構いません。


序盤
序盤は、たしぎやセンゴクで手札を整えましょう!とくにセンゴクは手札が増えて楽しくなってきます!


サーチカードでは中盤以降のためにクザンやガープを回収しておくのがオススメです。
中盤
中盤は、クザンが物を言います。クザンを連打すれば相手の攻撃をしのげます。ガープからクザンの二面展開は強烈です。相手が攻撃できないともどかしい思いをしている間にこちらは一気に殴り掛かれます。


このクザンを出すときに手札の不要なカードを捨てられるのも便利機能です。
終盤
終盤はガープたちが一気に蹴散らしてくれます。パワー8000連打されればほとんどのデッキはひとたまりもないからです。
相手からの逆リーサルには気を付けたいので、ブロッカーやイベントカウンターを構えられるドンは残しながら相手のリーダーを堅実に攻撃するのがおすすめです。アイス塊暴雉嘴はクザンが使うと手札の減らない+4000カウンターで非常に強力です。


終盤は慎重に戦っていけば、相手が先に根負けするでしょう。勝ち急ぎすぎず、丁寧に相手リーダーに圧力をかけて勝利を手にしましょう。
青クザンの対戦動画
青クザンの対戦動画はこちらからご覧ください。トモハッピーさんが2回使っています!
緑紫ルフィや赤黄ベロベティ相手に奮戦しています!環境でよくあたるマッチアップなので必見です。
青クザンの入れ替え候補カード
青クザンのデッキは非常にデッキ構築の自由度が高いです。環境や個人のプレイスタイルに応じて、ちょっとずつカードを入れ替えたり、1枚挿しのカードを採用したりすることで、環境への優位性を生み出すことができます。
筆者が思うに、大半のデッキは再現性を高めるために、4枚採用のカードを極限まで増やします。よくあるのが4枚採用のカードが12種類で、残り2枚自由枠という編成です。
青クザンはリーダー効果で相手によって不要なカードを捨てられるので、4×12+2のような編成にこだわらなくてもいいのです。
キーカードはもちろん4枚ずついれたいですが、それ以外のカードは1枚だけ採用のものを何種類も入れたとしても構いません。しかも、海軍にこだわらなくてもいいのです。


青クザンから速攻キャラが飛んでくるイメージは持たれにくいので、奇襲戦法が有効です!
余談ですが、ご都合主義のようなピン挿しを盛り込む方法をシルバーバレット(銀の弾丸)戦法といいます。
「シルバーバレット」は、元々「狼男を倒す唯一の武器」という伝説に由来し、「特定の困難を一撃で解決する特効薬」という意味で使われる比喩表現です。
カードゲームにおいては、この意味合いをくんで、以下のような特徴を持つデッキ構築や戦術を指します。
- 特定の状況に特化したカードの採用(ピン差し)
- 特定のデッキタイプや強力なカード、あるいは特定の戦術に対して非常に効果的なカードを、デッキに1枚や2枚といった少数だけ採用します。
- これらのカードは、それ以外の状況ではあまり有効ではないか、手札で腐ってしまう可能性もあります。
- サーチ手段との組み合わせ
- 単にピン差しするだけでは、必要な時にそのカードが引けないリスクが高まります。
- そのため、シルバーバレット戦略では、これらの特定のカードをサーチできるカードや、ドローを加速させるカードと組み合わせて使用することが一般的です。
- これにより、必要な状況になったときに、適切なシルバーバレットを確実に手札に加えることができます。
- 多様な対応力
- 様々なタイプの相手や状況に対応できるよう、異なる役割を持つシルバーバレットを複数枚採用することで、デッキ全体として高い対応力を持つことができます。
- まるで「リボルバーに異なる弾丸を込める」ように、状況に応じて最適なカードを使い分けるイメージです。
なぜシルバーバレット戦略が用いられるのか
- メタゲームへの対応: 特定の強力なデッキが環境に蔓延している場合、それに対して明確な解答となるカードをピン差しすることで、勝率を上げることができます。
- デッキの柔軟性: 幅広い相手に対応できるため、どのようなデッキと対戦しても、ある程度の勝ち筋を見出せる可能性があります。
- サプライズ要素: 相手が想定していないピン差しのカードを出すことで、意表を突き、有利な状況を作り出すことができます。
ワンピカードは再現性を高めるのが優先されるため、今までなかなかシルバーバレット戦略を用いれるデッキがありませんでしたが、青クザンはリーダー効果の特性からシルバーバレット戦略を苦労なく用いることができます。
青クザンのデッキ相性
青クザンは強力なリーダーですが、もちろん得意な相手と苦手な相手が存在します。
それぞれ見ていきましょう!
有利対面
青紫ルフィ
青紫ルフィ相手に青クザンは強力です。相手よりも一足先にパワー8000のキャラを複数並べ、一気にライフを削っていきます。
青紫ルフィ側もサンジから盤面を返したいところですが、先にパワー8000を並べられてしまうと防御が間に合いません。
黄エネル
青クザンは強力なパワー8000以上のキャラを連打し、相手の大型キャラはゴムゴムの業火拳銃で一方的に討ち取ることができます。
エネル側も大型キャラを大量に擁していますが、クザン側が先にキャラを展開するため、盤面で遅れを取ってしまいます。
しかも、序盤に脅威となるキャラが少ないため、青クザンに圧力をかけることも難しいです。
不利対面
青紫サンジ
なぜかきつい相手の筆頭格の一人が青紫サンジです。相手の主力キャラであるサンジやレイジュに除去が効かないのが厳しいです。
ガープで多面展開する頃には一気に攻撃を叩き込まれてしまいます。
しかも、終盤の耐久力が異常に高く、パワー8000のキャラで攻撃を繰り返しても崩しきれません。
赤黄ベロ・ベティ
筆者のデッキリストでは除去を手厚くとっているので、まだ一矢報いることができます。ここまで対策してもなお有利にはなりがたいです。
イワンコフやコアラからの多面展開が重くのしかかります。猛虎で盤面は返せるのものの、こちらは7コストもかかっています。
相手が4-6コストで2体展開することを考えると、ドンのテンポで負けてしまいます。
青クザンへの対処方法
青クザンは序盤の立ち上がりには課題を抱えているので、序盤はキャラを並べてどんどん攻撃していきましょう。
5ドンまでのターンであれば、特に警戒すべきカードも見当たりません。せいぜいボルサリーノが固くて超えられないくらいです。
しかし、6ドンターンからはクザンによる逆襲が始まります。クザンでアタックを封じられ、その間に悠々とガープからキャラを着地させられると、途端に形勢が逆転します。
ただし、ここで諦めてはいけません。
青クザンは手札の循環はスムーズですが、決してリソースが豊富なデッキではありません。覚悟を決めてリーダーに攻撃を集中させましょう。
パワー8000ラインのキャラたちの群れを相手にするのはどんなデッキでも無理です。
ガンガンリーサルを狙いに行くのが肝です。
青クザンのよくある質問・ルール裁定
赤レイリーの特殊な能力に関する疑問や、よくあるルール裁定について、公式から引用して解説します。
- 相手のカードの効果でこちらのボルサリーノが場を離れるときに効果で手札を1枚捨てました。リーダー効果で手札を1枚引けますか?
-
はい、引けます(補足:相手ターン中も発動します!この手のリーダーにしては珍しく自分のターン中限定ではないのです)。
まとめ
新リーダー青クザンを今日は一緒に見てきました。8ドン以降のターンはガープで大型キャラを二面展開し、一気に押し切ります。そこに至るまでは豊富な除去で乗り切ります。
また、リーダー効果の性質上、いろんなカードをデッキに入れても十分機能します。デッキの構築自由度が高く、「これは」という必殺技を忍び込ませることができます。
まだ大きな大会では結果を出し切れていないところもありますが、決してクザンのデッキパワーが低いわけではありません。いろんなカードを試していくことで、まだ人類のたどり着いていない極上のデッキリストに出会えるかもしれません!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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