- ブロックアイコン制度とは?
- どのカードが使えなくなるの?
- 制度導入はいつ?
チャンピオンシップ2024ワールドファイナルにて、ワンピースカードゲームにブロックアイコン制度が導入されると発表がありました。
ブロックアイコン制度は2026年4月から導入され、一部公式大会では、特定のカードが使用できなくなります。
本記事ではブロックアイコンがどのような制度なのか、具体的にどういったカードが使用できなくなるのかを解説します。
ワンピースカードのブロックアイコン制度とは
ブロックアイコンとは、各カードの右下に悪魔の実のシルエットともに記されている数字のことで、そのカードが収録された時期を示しています。

1年目に収録されたカードは①、2年目に収録されたカードは②といった具合に振り分けられています。
このブロックアイコンを目印に、今後の公式大会で使用できるカードを制限していく制度が「ブロックアイコン制度」となります。

ブロックアイコン制度とは、遊戯王やポケモンカードなどでも導入されている「ローテーション制」と似た仕組みで、カードごとに有効な使用期間を設ける制度です。
ブロックアイコンの割り振り詳細
ブロックアイコンは1年ごとに数字が更新されていきます。
ブロックアイコン | 数字の割り振り |
① | 第1弾〜第4弾 |
② | 第5弾〜第8弾 |
③ | 第9弾〜第12弾 |
1年目に発売されたパックに収録されたカードはブロックアイコンが①、2年目なら②と割振られています。
ちなみにワンピースカードのブースターパックは3ヶ月に1度、つまり1年に4つのペースで販売されています。
2つのレギュレーション
2026年4月1日(水)からのブロックアイコン制度の実装にあたり、「スタンダードレギュレーション」と「エクストラレギュレーション」の2つレギュレーションで大会が開催されるようになります。
それぞれのレギュレーションの詳細を見ていきましょう。
スタンダードレギュレーション
スタンダードレギュレーションではブロックアイコン制度が採用されます。
スタンダードレギュレーションの大会に参加する際は、ブロックアイコンを目印に、最新の3年分のカードからでデッキを組む必要があります。


日程 | 使用できるカード | 使用できないカード |
2026年4月〜2027年3月の大会 | ブロックアイコン②〜⑤のカード | ブロックアイコン①のカード |
2027年4月〜2028年3月の大会 | ブロックアイコン③〜⑥のカード | ブロックアイコン①、②のカード |
一部例外のカードもあります。詳しくはこちら。
エクストラレギュレーション
スタンダードレギュレーションとは別に、エクストラレギュレーションが追加されます。
エクストラレギュレーションでは、現行の公式大会同様に、ブロックアイコンに関わらずカードを使える大会となっております。


日程 | 使用できるカード |
2026年4月〜2027年3月の大会 | ブロックアイコン①〜⑤のカード |
2027年4月〜2028年3月の大会 | ブロックアイコン①〜⑥のカード |
また、カードプールが広いエクストラレギュレーションならではの楽しみ方ができるようなルール作りを現在検討されているようです。
今後の公式からの詳細発表を待ちましょう。
- エクストラレギュレーション大会の開催規模や頻度は?
-
交流会・スタンダードバトル・フラグシップバトルなどの規模の店舗大会に加えて、フラグシップバトルex等の中規模大会、チャンピオンシップ等の大規模大会もいずれ開催する方針で検討しています。
大会の開催頻度に関してはお客様のご意見も頂戴しつつ検討していきたいと考えておりますので、詳細が固まり次第告知させていただきます。
引用:ワンピースカード公式
ブロックアイコンに関係なく使用できるカード
スタンダードレギュレーションにおいても、一部ブロックアイコンに関係なく使用できるカードがあります。
- ブロックアイコンが更新し、再録されたカード
- スーパーパラレルの5枚
ブロックアイコンが更新し、再録されたカード
一部ナンバーのカードに関しては、環境に応じてブロックアイコンの更新が予定されています。
ブロックアイコン①のナミ[OP01-016]は、すでにブロックアイコン⑤に更新されたもので再録されることが予定されています。
このようにブロックアイコンが更新されて再録されたカードについては、過去全てのイラストが使用可能になります。
この場合、ブロックアイコンが①のカードでも使用可能となります。


- 再録カードはどのくらいの頻度で登場しますか?
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プレイ環境に応じて随時実施できればと考えております。
決まったタイミングでの再録ということではなく、随時商品やプロモーションカードで必要なタイミングでの再録を検討しています。
プレイ環境に応じて随時実施できればと考えております。
- 「THE BEST」のようなプレミアムブースターで再録されるカードは、全てブロックアイコンが更新される扱い?
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再録される全てのカードが更新されることは想定していません。
ブロックアイコンが更新された状態で再録されるものもあれば、更新されずに再録されるものもあるというところで現在は検討中です。
引用:ワンピースカード公式
スーパーパラレルの5枚
以下の5枚のカードおよび同じカードナンバーのカードは、ブロックアイコンに関わらずスタンダードレギュレーションでも使用することができます。(3月16日発表時点)
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上記の5枚はいずれもスーパーパラレル(コミックパラレル)ですが、全てのスーパーパラレルに適用されるのかは、現時点で言及されていません。
この辺りは、今後の公式からの発表を待ちましょう。
ブロックアイコン制度の導入意図
最後にブロックアイコン制度が導入される理由とメリット・デメリットについて説明します。
公式からはブロックアイコン制度は長期運営において必須であり、スタート当初から検討していたと言及されています。
メリット
ブロックアイコン制度が導入される意図、およびメリットは以下の通りです。
- 初心者への参入ハードルが下がる
- 環境のマンネリ防止につながる
強いデッキを組もうとすると、初期セットや高額な旧カードが必要になるため、始めたばかりの初心者からするとハードルが高くなりがちです。
ですが、使用できるカードプールを制限することで、初心者でも始めやすい環境を作る意図があります。
また、ブロック制度により古いカードの使用制限ができるため、強すぎるカードが延々と環境を支配することを防ぐことができ、環境のマンネリ化の防止にも繋がります。
デメリット
一方でブロックアイコン制度導入によって懸念されるデメリットは以下の通りです。
- 資産としてのカード価値が落ちやすくなる
- 愛着のあるカードが使えなくなることによる、プレイヤーのモチベーションの低下
- 環境の移行期に混乱が生まれる可能性
TCGにおいて、カードは単なるプレイ道具だけでなく、資産としての側面もあります。
しかし、ブロックアイコン制度の導入により、かつて活躍していた人気カードが公式戦で使えなくなると、「せっかく集めたのに無駄になってしまった」と感じるプレイヤーの不満が出る恐れがあります。特に高額で入手したカードや、思い入れのある1枚ほど、その資産価値が下がることでショックを受けることもあるでしょう。
また、長く使い続けてきたリーダーやキーカードが使用不可になることで、モチベーションが下がる恐れがあります。
さらに、ブロックアイコン制度に慣れていないプレイヤーにとっては、「どのカードが使えるのか」「このカードはブロックアイコンが更新されているのか」といった判断が難しく、情報を整理するのに手間がかかります。特に久しぶりに復帰しようとするプレイヤーや、ライト層にとっては、このルールを複雑に感じてしまうかもしれません。



ブロックアイコン制度については、現時点ではまだ明らかになっていない部分も多く残されています。
今後の公式からのアナウンスによって、こうしたデメリットが解消される可能性も十分にあるため、続報を待ちながら注目していきましょう。
まとめ
- ブロックアイコンはカード右下の悪魔の実の数字
- ブロックアイコン制度は2026年4月より実装
- スタンダードレギュレーションとエクストラレギュレーションが導入
ブロックアイコン制度は2026年4月から実装予定で、2026年以降はスタンダードレギュレーションの大会においてブロックアイコン①のカードが使用できなくなります。
スタンダードレギュレーションは、常に最新3年分のカードプールで遊べます。また、ブロックアイコンが更新されるたびに、スタンダードレギュレーションで使用可能となります。
また全てのカードプールで遊ぶことができるエクストラレギュレーションも実装されることが決まっています。
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