禁止改定が施行され、猛威を奮うカードがあります。
エレクトリカルルナです。

そして、もう一枚。全開です。

現在の環境では、サボやロビンなど、7コスト帯に強力なカードが目白押しです。
彼らをまとめてレスト状態のまま封じるのが、エレクトリカルルナや全開の優れている点です。
これらのカードを擁するデッキとしては、緑ミホークや緑紫ルフィなどが挙げられます。
筆者が集計したデータによると、これらのリーダーは非常に高い勝率をあげています。

筆者が集計したフラッグ試合3800試合分のデータが上記の図表です。
エレクトリカルルナを擁する緑ミホークの勝率が57%、緑紫ルフィが53.1%と健闘しています。
特に注目したいのが、緑ミホークの圧倒的な安定感です。集計データによると、244試合で勝率57.0%という、上位リーダー陣の中でもトップクラスの数値を叩き出しています。特筆すべきはその「後手勝率」で、62.0%という驚異的な数字を記録しています。これは、現環境で強力な7コスト帯のカードに対し、「エレクトリカルルナ」や「全開」を絡めたテンポ奪取が、後攻のリソース管理において非常に有効に機能していることを示しています。
一方、緑紫ルフィも勝率53.1%と、環境の柱として確固たる地位を築いています。こちらも緑ミホーク同様に後手勝率が60.3%と高く、緑色の特徴であるコントロール性能が、紫色のドン!!加速と合わさることで、後半戦を優位に進める要因となっています。

さらに、緑紫ルフィの対面別データを深掘りすると、現環境で使用数が多い赤青ルーシーに対して、勝率64.5%と大きく勝ち越していることが分かります。特に赤青ルーシー対面での後手勝率は90.9%にまで達しており、相手の攻め手を緑の防御札と盤面ロックで完封している構図が見て取れます。
また、試行回数は少ないものの、緑紫ルフィは緑ミホークに対しても高い勝率を維持しています。環境トップの緑ミホークを抑制できるポテンシャルを秘めており、この2つのリーダーが互いに高い水準で競り合うことで、現在の「7コスト環境」が形作られていると言えるでしょう。
以上のデータから、現在のフラッグシップバトルを勝ち抜くためには、これら2リーダーの高い後手勝率を支える「レスト制御のギミック」をいかに対策するかが、デッキ構築の重要な鍵となりそうです。

こうした緑系統のデッキに早速対策を施したのが紫エネルです。放電により、キャラのコストを上げてしまえば、エレクトリカルルナも全開もすり抜けることができます。

また、レイジュの採用も見かけるようになりました。こちらもキャラの効果でコストが9になるので、エレクトリカルルナや全開の影響を受けません。
こうした対策カードを積み込んでいる紫エネルですが、データを見ると興味深い傾向があります。使用数は最多の475試合で、総合勝率は53.1パーセントと安定しています。しかし、先手勝率が60.9パーセントなのに対し、後手勝率は42.8パーセントと極端に低くなっています。いくら対策カードを入れていても、後攻で緑系統のリーダーに盤面を作られてしまうと、巻き返すのが難しい現状が見て取れます。
一方で、使用数2位の赤青ルーシーは非常に苦しい状況です。437試合で勝率は46.7パーセントと、環境上位の中では唯一5割を切っています。特に緑紫ルフィに対しては、緑紫ルフィ側の視点で見ると対ルーシー勝率が64.5パーセントにまで達しています。現在の環境において、ルーシーは緑系統のリーダーにとって有利な対面になってしまっているようです。
また、使用数こそ上位に及びませんが、青黄ハンコックが59.4パーセント、黒クロコダイルが58.3パーセントという驚異的な勝率を記録している点も見逃せません。これらは緑ミホークの57.0パーセントを上回る数字であり、特定の対面に対して非常に強力な回答を持っていることが推測されます。
全体として、緑ミホークや緑紫ルフィが後攻時の圧倒的な強さを武器に環境を牽引し、それを紫エネルが先攻の押し付けで追うという構図になっています。赤青ルーシーなどの他のリーダーが、この緑の包囲網をどう突破していくかが今後の注目ポイントになりそうです。
以上のデータから、現在の環境で勝ち抜くためには、緑系統のリーダーが持つ後攻での盤面支配力をいかに崩すか、あるいはそれを上回る速度で攻め切るかが重要な鍵を握っていると言えるでしょう。


