先週末から15弾環境のフラッグシップバトルが開催されました!
今回は、15弾環境における2,500試合という対戦データを分析しました。新リーダーたちがどのように環境に食い込んできたのか、そして前環境で暴れていた猛者たちがどう変化したのか。勝率や先攻・後攻の有利不利まで分析していきます。
まずは、今回の分析の基礎とリーダーの戦績データをチェックしてみましょう。
主要リーダーの戦績
主要リーダーの戦績は下記のとおりです。先手後手が不明のデータもあるため、先手勝率と後手勝率の間に総合勝率がおさまるとは限らない点はご了承ください。
| リーダー名 | 試合数 | 勝利数 | 敗北数 | 勝率 | 先手勝率 | 後手勝率 |
| 紫エネル | 354 | 206 | 148 | 58.2% | 63.8% | 45.7% |
| 青黄ハンコック | 274 | 143 | 131 | 52.2% | 48.9% | 58.5% |
| 赤青ルーシー | 245 | 127 | 118 | 51.8% | 52.7% | 56.9% |
| 青黄ナミ | 177 | 104 | 73 | 58.8% | 68.0% | 39.6% |
| 空島ルフィ | 163 | 95 | 68 | 58.3% | 63.2% | 53.8% |
| 赤青エース | 75 | 33 | 42 | 44.0% | 51.9% | 32.0% |
| 緑ゾロ | 71 | 27 | 44 | 38.0% | 36.4% | 20.0% |
| 緑ミホーク | 70 | 33 | 37 | 47.1% | 39.1% | 52.0% |
| 紫ドフラミンゴ | 61 | 25 | 36 | 41.0% | 40.0% | 46.2% |
| 黄ルフィ | 58 | 25 | 33 | 43.1% | 30.0% | 50.0% |
| 黒クロコダイル | 54 | 25 | 29 | 46.3% | 63.6% | 41.7% |
| 緑ボニー | 52 | 29 | 23 | 55.8% | 66.7% | 57.1% |
| 赤黄ボニー | 52 | 24 | 28 | 46.2% | 47.4% | 25.0% |
| 黒イム | 52 | 25 | 27 | 48.1% | 36.8% | 60.9% |
| 黄カルガラ | 50 | 30 | 20 | 60.0% | 66.7% | 66.7% |
【新リーダー】勢いがあり、環境を牽引
- 紫エネル(勝率58.2%)
- 試合数が354と圧倒的に多い中でこの勝率は、現環境の明確な「中心」であることを示しています。
- 特徴: 先手勝率が63.8%と非常に高く、先手を取った際の押し切りが非常に強力です。
- 空島ルフィ(勝率58.3%)
- 紫エネルとほぼ同等の高い勝率を誇ります。
- 特徴: エネル同様に先手(63.2%)が強いですが、後手でも53.8%と勝ち越しており、隙の少ないリーダーと言えます。
- 赤青ルーシー(勝率51.8%)
- 上位2名に比べると落ち着いていますが、5割をキープしています。
- 特徴: 後手勝率(56.9%)の方が高く、リソースを活かした後攻型の立ち回りが機能しているようです。
【前環境末期の登場】極端な性能を持つ新星
- 青黄ナミ(勝率58.8%)
- 今回挙げられたリーダーの中で最高勝率を記録しています。
- 特徴: 先手勝率68.0% vs 後手勝率39.6%という、極端な偏りがあります。先手を取れるかどうかが勝敗に直結する、非常に尖ったデッキ特性が見て取れます。
【前環境の覇者】苦戦を強いられている
- 青黄ハンコック(勝率52.2%)
- 依然として勝ち越してはいるものの、新リーダーたちの後塵を拝する形となっています。
- 特徴: 後手勝率58.5%と、後攻時に強みを発揮するタイプです。
- 緑ミホーク(勝率47.1%)
- かつての覇者ですが、勝率が5割を切っており、現環境のスピード感やパワーに押されている可能性が高いです。
- 特徴: 後手勝率は52.0%と踏みとどまっていますが、先手勝率(39.1%)が低く、対応力の限界が見え始めています。
2. 重要な分析ポイント
① 世代交代の進行
新リーダー(エネル、ルフィ)とナミの勝率が58%を超えている一方で、前環境の覇者であるミホークが47%まで落ち込んでいることから、環境のパワーバランスが完全に新しいカードプールへと移行したことが伺えます。
② 「先手ゲー」の加速
高勝率を叩き出している上位陣(ナミ 68%、エネル 63.8%、ルフィ 63.2%)はいずれも「先手」で圧倒的な強さを見せています。一方で、ミホークやハンコックといった旧世代は「後手」を好む傾向にあり、この「先手を取って押し切る」現環境のスピード感に、後手型のデッキが対応しきれていない構図が見えます。
③ 黄カルガラの伏兵感
データ内の黄カルガラ(勝率60.0%)が非常に高い数値を記録しています。試合数は50と少なめですが、先後問わず66.7%勝っており、今後さらにシェアを伸ばすとエネルやナミの脅威になる存在かもしれません。
紫エネルの対面データ
紫エネルのデータを見ていきましょう。
| 相手 | 勝率 | 試合数 | 勝利数 | 敗北数 | 先手勝率 | 後手勝率 |
| 青黄ハンコック | 53.3% | 60 | 32 | 28 | 63.2% | 45.0% |
| 赤青ルーシー | 45.7% | 46 | 21 | 25 | 45.5% | 26.1% |
| 紫エネル | 50.0% | 43 | 43 | 43 | 50.0% | 50.0% |
| 青黄ナミ | 36.4% | 33 | 12 | 21 | 62.5% | 21.4% |
| 空島ルフィ | 28.6% | 28 | 8 | 20 | 40.0% | 18.2% |
| 緑ゾロ | 88.9% | 18 | 16 | 2 | 100.0% | 85.7% |
| 紫ドフラミンゴ | 64.3% | 14 | 9 | 5 | 50.0% | 100.0% |
| 黄ルフィ | 50.0% | 14 | 7 | 7 | 57.1% | 40.0% |
| 赤黄ボニー | 91.7% | 12 | 11 | 1 | 100.0% | 100.0% |
1. 紫エネルの「得意・苦手」の構図
【圧倒的に有利】カモにしている対面
- 赤黄ボニー(勝率 91.7%)、緑ゾロ(勝率 88.9%)
- 試合数はやや少なめですが、ほぼ負けなしの状態です。特に先手時は勝率100%を記録しており、アグロや中速のボード展開型のデッキに対して、紫エネルの除去力やリソース回復力が完勝していることがわかります。
【五分以上】安定して戦える対面
- 青黄ハンコック(勝率 53.3%)
- 最も対戦数が多い(60試合)中で勝ち越しているため、メインの稼ぎ頭と言えます。先手を取れば63.2%と非常に有利に立ち回れています。
- 紫ドフラミンゴ(勝率 64.3%)
- こちらも勝ち越しています。面白いのが「後手勝率100%」という点です。ドフラミンゴの展開スピードに対して、後手のドン追加やカウンターが綺麗に噛み合っている可能性があります。
【明確な弱点】苦戦している対面
- 空島ルフィ(勝率 28.6%)
- 最大の天敵です。同じ「空島」ギミックを持ちながら、ルフィ側の展開力やリーダー効果によるライフ操作にエネル側が追いつけていない、あるいはエネルのリソースを枯らされる展開が多いと推測されます。
- 青黄ナミ(勝率 36.4%)
- ナミに対しても大きく負け越しています。先手を取られると大差をつけられている構図が見て取れます。
- 赤青ルーシー(勝率 45.7%)
2. 「先手・後手」の依存度分析
紫エネルを運用する上で最も注目すべきは、先手と後手の勝率差(先後差)です。
- 「先手」が絶対条件の対面:
- 青黄ナミ: 先手なら62.5%勝てますが、後手だと21.4%まで急落します。
- 青黄ハンコック: 先手63.2%に対し、後手45.0%。
- 「後手」でも勝てない絶望的対面:
- 空島ルフィ: 先手でも40%しか勝てず、後手に至っては18.2%と、ほぼ勝てないレベルにまで落ち込んでいます。
3. 分析まとめ:紫エネルの現在の立ち位置
- 環境の「門番」: 緑ゾロや赤黄ボニー、青黄ハンコックといったデッキに対しては高い勝率を維持しており、環境の基準(ティア1の壁)として機能しています。
- 新勢力への脆弱性: 同時期の新リーダーである空島ルフィに対して致命的に弱く、これが紫エネルの課題になっています。
- ジャンケン依存の高さ: 対ナミや対ハンコックにおいて、先手を取れるかどうかが勝率を20〜40%も左右します。デッキ構築の段階で「後手を取らされた時にどうまくるか」が現在の課題と言えるでしょう。
空島ルフィの対面データ
空島ルフィのデータを見ていきましょう。
| 相手 | 勝率 | 試合数 | 勝利数 | 敗北数 | 先手勝率 | 後手勝率 |
| 青黄ハンコック | 39.3% | 28 | 11 | 17 | 42.9% | 28.6% |
| 紫エネル | 71.4% | 28 | 20 | 8 | 81.8% | 60.0% |
| 赤青ルーシー | 55.6% | 18 | 10 | 8 | 40.0% | 75.0% |
| 青黄ナミ | 37.5% | 16 | 6 | 10 | 66.7% | 22.2% |
1. 空島ルフィの役割:「紫エネル・キラー」としての絶対的地位
- 紫エネルに対して勝率 71.4%
- 特筆すべきは、先手を取れば 81.8%、後手でも 60.0% という驚異的な勝率です。
- 紫エネルが「環境の門番」であることを確認しましたが、空島ルフィはその門番を完全に突破しています。5コストのルフィが紫エネルを打破していると考えられます。

2. 対照的な弱点
一方で、エネル以外には苦戦を強いられている「メタデッキ」としての側面が強いです。
- 青黄ハンコック(勝率 39.3%)
- 前環境の覇者に対しては大きく負け越しています。ハンコックはトリガーからキャラが立ち並ぶため、手数で劣勢になりがちです。
- 青黄ナミ(勝率 37.5%)
- ナミに対しても苦戦。特に後手勝率が 22.2% と壊滅的です。ナミの防御力とライフ回復の前に膝を屈しています。
青黄ハンコックの対面データ
青黄ハンコックのデータを見ていきましょう。
| 相手 | 勝率 | 試合数 | 勝利数 | 敗北数 | 先手勝率 | 後手勝率 |
| 紫エネル | 46.7% | 60 | 28 | 32 | 55.0% | 36.8% |
| 青黄ナミ | 27.6% | 29 | 8 | 21 | 36.4% | 33.3% |
| 赤青ルーシー | 65.5% | 29 | 19 | 10 | 50.0% | 66.7% |
| 青黄ハンコック | 50.0% | 29 | 29 | 29 | 50.0% | 50.0% |
| 空島ルフィ | 60.7% | 28 | 17 | 11 | 71.4% | 57.1% |
1. ハンコックの真骨頂:「新リーダー殺し」
データから、ハンコックは新リーダーたちに対して非常に高い適性を持っていることがわかります。
- 赤青ルーシーに圧勝(勝率 65.5%)
- 特に後手勝率 66.7% が強力です。トリガーからの多面展開で押し切っている模様です。
- 空島ルフィに完勝(勝率 60.7%)
- 先手を取った際の勝率は 71.4% にまで達します。「紫エネルを食う空島ルフィ」を、さらにハンコックが食う構造です。
2. 直面している不利対面
一方で、現環境のエネルやナミに対しては苦しい戦いを強いられています。
- 対 青黄ナミ(勝率 27.6%):最大の弱点
- 勝率3割を切る、壊滅的な相性です。ナミの防御力とライフ回復の前に膝を屈しています。
- 対 紫エネル(勝率 46.7%):微不利
- 試合数60と、最も多いマッチアップです。先手なら55.0%と勝ち越せますが、後手だと36.8% まで落ち込みます。エネルの先手時の爆発力を受け流しきれない展開が多いようです。
15弾のフラッグシップバトル環境はまだ始まったばかりです。
新リーダーたちが環境をこのまま席巻するのか、はたまた前環境の覇者たちが巻き返すのか。今後に注目です!


