こんにちは!山川洋明です。
ついに、待望のエクストラブースター第3弾「EB03」が発売されました!福岡でのエリア大会が終わり、環境が煮詰まったところに、この強力な新弾が投入されたことで、メタゲームは再び激変の時を迎えます。
今回のEB03は、環境を支配する黒イムと赤青エースへ一石を投じそうなカードも収録されています。
今回は、その中でも筆者が特に注目している、環境を激変させる可能性を秘めた新カードたち5選を最速レビューしていきます!
新リーダー「ビビ」:難攻不落の「ブロッカー要塞」
新リーダー「ビビ」は、その能力が環境のトップメタである赤青エースに対する明確な解答となり得る、非常に強力なポテンシャルを秘めています。

ビビの持つ一つ目の能力は、「4コスト以上のキャラがKOされる際に、手札を1枚捨てることでKOされずに済む」ものです。
この能力が、環境にはびこる黒イムから繰り出されるマーカス・マーズ聖の除去効果を、無効化します。中盤の攻防でキャラを失わずに済むのは大きな利点です。
さらに、この能力はブロッカーとの組み合わせで強力な防御力を発揮します。5コストのブロッカーナミや5コストのビビなど、優秀なブロッカーたちを手札1枚の消費で何度もブロッカーとして使い続けることができるのです。相手が十分なアタッカーを用意しない限り、ビビは難攻不落の要塞と化します。
ビビのもう一つのリーダー効果は、リーダー自身をレストにして、対戦相手のキャラのパワーをマイナス2000し、自身のキャラに速攻を持たせます。
特にカイドウを走らせる動きが極悪です。カイドウは登場時に手札を4枚補充できるため、手札を4枚補充しながら12000が走るという、防御と攻撃を兼ね備えた破格のアクションとなります。

また、KOシャンクスも他のデッキよりも強力に運用でき、リーダー効果と合わせてパワー12000まで倒せるため、エースのニューゲートを叩き潰す姿をあちこちで見ることになるでしょう。

エース相手に相性が良さそうですが、イムの多面展開に苦しむことも予想されます。また、カイドウは相手のライフが3以下でないとドローできないため、イム側が序盤から全力でライフを守ると、機能不全に陥ってしまうという課題も抱えています。
ボア・ハンコック:「黒イム」を直撃するハンデス
続いての注目カードは、青のデッキが黒イムに一矢報いるボア・ハンコックです。

彼女の能力は、環境のトップメタの一角である黒イムに対して明確に突き刺さります。ハンコック登場時、相手は手札を1枚捨てることになりますが、だいたいイムは手札5枚程度で試合が推移することが多いため、ハンコックの手札を捨てさせる効果がちょうどいいタイミングで機能してしまいます。
しかも、そのハンデス効果に加えて、ドンをキャラとリーダーに付与する効果も非常にいやらしいです。
たとえば、赤青エースからハンコックが登場すると、イムはまず手札を1枚捨てます。その後、ドンが付与されたリーダーとマルコによる7000パンチが襲い掛かるという流れが成立します。イム側は一気にライフも手札も失うことになり、非常に辛い進行を強いられます。
エースに限らず、青黄ナミや青ドフラミンゴなど、青のリーダーたちに採用される可能性が非常に高く、イムの堅実な防御を崩すためのキーカードとして、今後大いに活躍が期待されます。
ヒナ:青クザンの中盤を強化!
3枚目の注目カードは、青のヒナです。

5コスト6000パワーと標準サイズの戦闘力を誇り、手札を1枚捨てることで相手の元々のパワーが6000のキャラを1体手札に戻す効果を持っています。現環境だと、マルコやキャベンディッシュなど、戻したい対象には事欠きません。

このカードが真髄を発揮するのは、新リーダーの青クザンのもとで間違いないでしょう。青クザンであれば、手札を捨てるという代償も、リーダー効果によってなかったことになります。
従来の青クザンは、5コスト帯で優秀なキャラが不足しており、中盤の立ち上がりが課題でした。ヒナが加入することで、中盤から相手の盤面に積極的に介入できるようになります。これにより、青クザンの先手の動きが格段にきれいになったと言えます。環境デッキ相手に先手を渡されても十分戦えるようになってきており、青クザンは今後、環境に殴り込みをかけられるか注目です。
青クザンは、優秀な青のカードを潤沢に使え、防御も多面展開も除去もこなせる、非常に器用なデッキです。ヒナの加入が、その器用さをさらに引き上げることになるでしょう。
ナミ:青黄ナミの新たな柱
4枚目の注目カードは、黄色の5コストのナミです。このカードは、以前から青黄ナミが抱えていた課題を、一気に解決するポテンシャルを持っています。

まず、ナミは登場時に相手のライフが3枚以上なら1枚手札に加えさせる効果を持っています。そして、レストのドン付与効果もあるため、リーダー青黄ナミにうってつけのカードです。このレストドン付与効果のおかげで、青黄ナミのリーダー効果をスムーズに使うことができます。。
また、このカードの真価はKO時効果にあります。手札からパワー6000のキャラを出せるという点で、この効果は実質KO耐性として機能します。ナミデッキであれば、菊之丞やキャベンディッシュといった強力なキャラをノーコストで場に出せれば、盤面への圧力は計り知れません。
今まで青黄ナミは黒イムを苦手にしていました。イムのマーカス・マーズ聖といった除去に対して、盤面が真っさらにされることが多かったからです。しかし、このナミならイムの除去を掻い潜ることができます。青黄ナミの新たな柱となるカードであり、今後の環境で彼女の姿を多く見ることにつながるでしょう。
ウタ:緑の大幅強化!ウォーキュリー聖を封殺!
最後の注目カードは、緑のデッキに革命をもたらしそうなウタです。

緑を含むデッキはこれまで、環境トップの黒イムを最も苦手としていました。
例外を挙げるとしたら、アタック回数を序盤から稼げるゾロ&サンジくらいでしょう。
緑のデッキがイムを苦手とする理由は、キャラの展開スピードがそれほど速くないため、五老星の到着が間に合ってしまい、ブロッカーたちに蓋をされてしまう点にありました。
このウタが、その決定的な敗因の一つであった五老星のブロッカー、ウォーキュリー聖を完封してくれます。

ウォーキュリー聖は、緑のデッキにとって害悪と言っていいほど致命的でした。ブロッカーとして機能した際に、イム側に手札を渡してしまうからです。今までもキャラをレストにして無効化する方法はありましたが、レストするカードを何枚も連打するわけにはいきません。ここぞというときにしか使えず、相手を仕留め損なうとそのまま敗北に直結していました。
しかし、このウタは、毎ターンウォーキュリー聖をレストにし、KO時のドローを発動させないという極めて重要な役割を担います。
- レスト効果の永続性: ウタが場にいれば、毎ターン確実にウォーキュリー聖を機能不全にできるため、相手に余計な手札を与えずに試合を進行できます。
- テンポの維持: イムのブロッカーに無駄なドンを使わされることなく、リーダーへの攻撃に集中できるため、緑デッキの生命線であるテンポを維持しやすくなります。
ウタはリーダーウタやボニーなど、緑のデッキでこれから活躍していくことでしょう。黒イムへの明確なアンサーとして、緑デッキの勝率を大きく引き上げてくれると期待しています。長らく続いた緑の「対イム」の課題を、この一枚が解決してくれるかもしれません。
まとめ
今回は、新弾「EB03」に収録された、環境を激変させる可能性を秘めた注目カード5選をレビューしてきました。
どのカードも、現在のメタゲームを支配する黒イムと赤青エースへの回答となりえるポテンシャルを持っています。
- ビビの除去耐性とブロッカー要塞化は、イムの除去とエースのアタックを正面から受け止めます。
- ハンコックはイムの手札を削り、ヒナはエースのマルコをバウンスすることで中盤のテンポを崩します。
- ナミは青黄ナミの苦手なイムの除去をいなし、そして、ウタは緑デッキの長年の課題であったイムのウォーキュリー聖を完全に封殺します。
このEB03の登場により、新たな「メタゲームの時代」が到来するでしょう。これらの新カードが、デッキ構築に新たな戦略と勝利をもたらすに違いありません。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!


