こんにちは!山川洋明です。
先日のフラッグシップバトルで青紫ルフィが過半数の優勝を達成しました。
ワンピカードの統計を取っているヒラタ氏のポストからデータを引用しました。
この記録は禁止カードになった青黒サカズキも赤紫ローもなしえないものでした。
一強環境と言われるほど強力なリーダーがいたとしても、そのリーダーを倒そうとするチャレンジャーが現れるのが常です。
サカズキ相手には黄カタクリが立ちはだかり、赤紫ロー相手には黒ルッチなどが挑みました。
直近のtier1青ドフラミンゴも黒ルッチやエネル、黒黄ルフィなどが立ちはだかってきたのです。
今回の青紫ルフィに対しては、赤ゾロや赤黄ベロ・ベティなどアグロデッキがカモにするハズでした。

神謀殺の採用によって、青紫ルフィの苦手な序盤から仕掛ける戦法も容易に通用しなくなりました。
チョッパーから多面展開しようにも、出鼻をくじかれてしまうのです。

うるせェ!!!いこう!!!!から一気に仕掛ける方法もあるのですが、青紫ルフィ側がアタックをしない選択肢を取ると、この戦法は破綻します。
青紫ルフィはアグロ相手に無理に攻撃を仕掛けなくてもいいのです。ドンが十分たまり、シャーロット・リンリンやゴムゴムの巨人で安全を確保できるようになってから攻撃しても十分間に合います。
赤黄ベロ・ベティのようにキャラを並べてから高パワーで叩きに行く方法も対策を施されるようになりました。

猛虎です。青紫ルフィは従来ドン加速からサンジによる面展開一本調子の戦いでしたが、ここ最近だいぶ様変わりしました。
アグロデッキ相手なら無理にドン加速をせず、神謀殺、猛虎などで相手キャラの頭数を確実に減らし、安全を確保してから展開をするようになったのです。
また、相手にリソースを与えるのを嫌い、状況によってはライフへの攻撃を放棄する戦い方も編み出されています。
序盤さえしのげば、リーダー効果で強力なブロッカーやイベントを追加で引ける。ライフ回復もできるから焦って攻撃する必要もない。
こういった理屈により、青紫ルフィがどんどん洗練され、フラッグシップバトルではついに過半数の優勝を占めるようになったのです。
青紫ルフィ=戦車理論
皆さん、突然ですが戦車のことはご存知でしょうか?
「ワンピースは海賊たちの話だから、戦車なんて関係ない」
そんなことを言わずに少々(で終わりませんが)お付き合いください。
人類の戦争の歴史の中でもっとも強力な兵器の一つが戦車です。

砲撃や銃撃も弾き、悪路や有刺鉄線も突破し、高火力な砲撃で相手の拠点を破壊します。
地上戦において戦車を超える兵器は存在しません。
一応戦車だけを倒す戦法はいくつもあります。
- 対戦車地雷
- ジャベリン(対戦車ミサイル)
ただし、これらの方法は戦車にしか効果を発揮しません。
戦車以外の装備に蹂躙されてしまうのです。
この戦車にあたるものこそ青紫ルフィなのです。
すべてを犠牲にして青紫ルフィを倒すデッキは確かにあるものの、それ以外のデッキに負けてしまい、大会では優勝できません。
しかも、ありとあらゆるものを投げ売って青紫ルフィを倒しに行ったとしても、青紫ルフィ側がきっちり対策を用意していた場合、必ずしも勝てるわけではありません。
これは現実の戦車と同じです。戦車側も地雷やミサイルに一方的にやられているわけでもありません。
対戦車特攻戦法も対策されてしまえば通用しないのです。
こうして現実では、「戦車は戦車で倒せ」と身も蓋もない世界に突入しています。
ワンピカード界も戦車と同じ理屈に突入しようとしています。
「青紫ルフィは青紫ルフィで倒せ。対青紫ルフィ特攻兵器たちには対策を施せばいい」
プレイヤーたちが意識するかしないかにかかわらず、現実のメタゲームは青紫ルフィがど真ん中にきたまま動き続けています。
現実世界で多くの軍略家たちが戦車に頭を悩ませているのと同じ構図です。
最強の戦車を探し求めて
青紫ルフィが圧倒的に最強だとしても、プレイヤーたちは頭を悩まし続けることになります。
ミラーマッチを手厚く見て青紫ルフィ対策を増やせば増やすほどアグロデッキには弱くなります。
かと言ってアグロデッキ対策を搭載すればするほどミラーマッチでは弱体化します。
今後も圧倒的な一強環境が続いていくのか、それとも群雄割拠に戻るのか注目です。
店舗予選も残り半月となりました。
最強の青紫ルフィを探し求めて戦うか、青紫ルフィを倒しにいくのか、幾多のプランが考えられます。
ぜひ悔いのない戦いをしましょう!
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